ふりかけの歴史

ふりかけは、いつ、どこで誰が作ったの?

ふりかけの歴史

現在では、どこの家庭でも当たり前のように常備されているふりかけ。ふりかけのルーツは意外と浅く、約100年ほどとも言われているのです。

それは栄養補助食品としてはじまった

小魚

大正の初期、熊本の薬剤師、吉丸末吉さんという方が、日本人のカルシウム摂取量が少ないことを心配され、小魚を姿のまま乾燥させ粉末にしたらどうだろうと思いつかれました。
そしてその粉末に、調味料・煎りごま・ケシの実・海苔などを加え、魚臭さを消して魚ぎらいな人でもご飯にふりかけて食べられるよう考案し、瓶詰めで売り出したのが始まりだと言われています。

< 平成6年全国ふりかけ協会総会より >

ふりかけの語源

大正時代に考案された時は、「ふりかけ」という名称はありませんでした。その後、商品があっても「ふりかけ」という名称はないという時期が続き、「御飯の友」「食卓の友」「遠足の友」「露営の友」「旅行の友」といった『○○の友』がふりかけの名称のように使われていました。
昭和34年全国ふりかけ協会が設立されてからは、ふりかけ食品として定義づけられ、正式に名称として使われだしたのです。

商品名のうつりかわり

商品名のうつりかわり

『○○の友』がふりかけの代名詞だった大正時代から昭和になり、ふりかけの定義も決まると、ネーミングも変化を見せ、「鮭ふりかけ」「しらす茶漬」「たらこふりかけ」といった、原料名を冠したものが増えはじめました。
また、子供に人気のあるキャラクターが商品名になったりと多様化を見せ、日本人の食文化にかかせない存在であることを裏付けています。

ふりかけの今

飽食の時代と言われている現在ですが、ふりかけはまだまだ進化を続けています。各メーカーが原料素材を生かした製品を用途に合わせて開発し、どんどん新製品が発売されています。その用途も広がりをみせ、「ご飯にかけて」食べるだけではなく、うどん、そば、スパゲティーのトッピング、サラダドレッシングなど、一種の調味料のような使われ方もされているのです。

ふりかけの今