赤しそ

産地と契約栽培された良質の赤しそ

赤しそ三島食品では、赤しそふりかけ「ゆかり®」の原料をはじめとして、国産・中国産合わせて年間約3000トンの赤しそを使用しています。色や香りのよい優良品種の赤しそを安定して確保するため、特定産地との契約栽培を行っています。
赤しそふりかけ「ゆかり®」の美味しさは、なんと言っても原料である赤しその品質にこだわっている点にあります。

赤しそ種子へのこだわり

赤しそには葉の形や色の濃さ、香りに至るまでたくさんの種類があります。その中から「ゆかり®」に適した色と香りの良いやわらかな葉をもつちりめん赤しその種子のみを厳選して使用しています。
さらに、ばらつきのない安定した品質の原料を確保するために、三島食品では赤しその優良株だけを選び、約20年にわたり改良・研究を重ね、オリジナル品種「豊香®」(登録商標)を開発しました。

より良い原料を求めて

日本では1974年より特定産地の数百軒の農家に栽培をお願いしています。各生産地と個別に情報交換を行い収穫量より品質を重視して栽培することに努めています。
中国はしその原産地であり、漢方として利用されてきた古く長い歴史がありますが、近年では食用の原料拠点となっています。中国の契約工場は、栽培から一次加工、土壌や水質など環境状況に至るまで一貫管理ができます。そこで1996年に日本から種子を持ち込み、当社から派遣された研究員が栽培技術について交流を重ね、契約工場に厳しい品質基準を課しています。
日本の研究員が日本の厳しい品質・安全基準のもとに、生産者との強固な連動で徹底管理してきた結果、国産に劣らない原料供給が可能となりました。
毎年栽培・加工時には日本の品質管理担当者が産地を訪問し、栽培記録や農薬散布記録をチェックし、決められた栽培・加工方法が遵守されているか、決められた農薬・散布方法・散布時期が遵守されているかを確認します。農地周辺で使用されている農薬調査・確認にも努めています。毎年1~2回は外部機関で250種以上の残留農薬検査を実施しています。

栽培から加工まで一貫した取り組み

北広島町農園事業「紫の里」
▲北広島町農園事業「紫の里」

2006年には広島県北広島町に自社農園事業「紫の里」を設立し、翌2007年より赤しそ栽培を開始しました。栽培事業を通じて原料の研究開発、契約産地との栽培加工技術の交流を強化し、さらなる安全安心な製品作りを目指しています。